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オリジナルリリースは1993年とのことだが当時の後追い勢キッズ時代、一番聴いたアルバムはこれか『ロメオの心臓』だったような気がする。ライブの定番曲となっていた楽曲も多かったから聞きやすかったのかもしれない。C.B.Jimって何?それはフロントフォークが一番長い奴。「D.I.J.のピストル」のギターリフはかなり好きだったが、曲のタイトルのD.I.Jが「(D)ドキドキするような(I)イカした(J)人生」のイニシャル文字だと知ったときはダサ過ぎて失神しそうになったが、しかし何周も回って今では超かっこいいネーミングだと笑顔になれる。最終的には「悪いひとたち」は相当な名曲だと感じるし、ノスタルジーな思い出も詰まっている一枚。

いま改めて聴けば録音自体は結構物足りない(ライブのほうの演奏の重心の置き方がかっこよくて)ようにも感じるんだけど、今現代のバンドに無いもの、圧倒的に足りていないものを摂取できるのは90年代のバンド。音楽的に真面目なミッシェルガンエレファントは大学生の音楽、ブランキージェットシティは不良の音楽、のように感じてた。歌詞のひとつひとつが全く意味がわからなくて最高。説明不要な勢いとはこのこと。全く別の世界に生きている。

tracklist:
Disc 1
A1.PUNKY BAD HIP
A2.RED-RUM(夢見るBell Boy)
A3.D.I.J.のピストル
B1.死神のサングラス
B2.12月
B3.ROBOT
Disc 2
C1.ライラック
C2.ヴァニラ
C3.車泥棒
D1.ICE CANDY
D2.3104丁目のDANCE HALLに足を向けろ
D3.悪いひとたち