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時は1996年、Portraits Of Pastが「俺たちは2006年からタイムリープしてきた」と言ったら僕は信じてしまうかもしれない

国内中古市場で万超え状態だった激情ハードコア名盤が2025年遂に再プレス!、USの若きSkramz世代からも絶大な支持を集めているという点でもこれは単なるノスタルジアじゃない、今だってリアルだってこと。レコードの音も最高だ。

EbullitonからリリースされたPortraits Of Pastのディスコグラフィ、INDIAN SUMMER、FINGER PRINT、EARLY GRACE、らと同じく90年代激情黎明期において、短い活動期間だったにも関わらず影響度はかなり高い重要バンド。哀愁で漂わせまくり、泣きまくりのサウンドはむちゃくちゃエモいし曲の美しさも半端ない。激情カオティックバンドの中でも押さえておくべきマスターピースのひとつで、時を経た今なお輝きは色あせてはいない。激情リスナー必須。

しかし1993年〜1996年、という期間ながら、今聞いてみると驚くほど2000年代激情に聞こえてしまう。それほどまでに彼らは2000年代のバンドに影響を与えていたと言えるし、日本の激情バンドもその例外ではなかったと思う。そして90年代前半〜中盤期そのサウンドを作り上げていた彼らは一体何者だったのか?もしかして未来人だったのではないか、という疑念は捨てきれないのである。

tracklist;
A1 KQED Equals Volvo
A2 Bang Yer Head
A3 The Outlook Is Bleak
A4 The Control Freak
B1 Implications Of A Sinkhole Personality
B2 Snicker Snicker
B3 Something Less Than Intended