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フランスのポストハードコア、Covenの2024年アルバムはこれまでの作品の中でも最高かもしれない。ドラムの重みを感じるようになったのは楽曲が直線的になった影響なのか?「Après l'orage」(フランス語で「嵐の後」)は、感情的な混乱や破壊の後に訪れる再構築や希望を象徴している。どうやら過去作も、暑さや吹雪など自然現象との人間の内面的な感情を結びつけたモチーフをもって表現しているらしい。また、本作ではフランス語だけではなく、多数の言語を各楽曲で使用しており、世界が保守的に閉じていく国際社会の流れの中で彼らが意志を持って世界を開いていこうという表現が見て取れる。それはきっとアルバムのタイトルとも繋がっている。「Nos Fantômes」ではkillie/envyの吉武さんも楽曲/アートワークへ関わっているようです。

tacklist:
1. Noeud Coulant 05:25
2. Lâcher la Garde 04:57
3. Nouer les Larmes 03:39
4. Sous Emprise 03:37
5. Nos Fantômes 05:00
6. Ya Rayah 06:14