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quiquiの居原田推薦のナイロビ発インダストリアル/グラインドコア。quiquiと話しているときにいくつか音楽を教えてもらったんだけど、このDumaについては3LAのお客様に共鳴しそうなものがあり、というか僕が気に入ったので入荷しました。他にもたくさん教えてもらったけど、彼らの音楽的趣味がずいぶんドローンやアンビエント方面にいってしまっていたので今回はスルーしている。

このDUMAだが、メンバーは元々別のバンドなりプロジェクトなりで既にキャリアを築いているが、今回に関してはex.〜という情報自体が不要だと思う。インダストリアルなノイズ、パワーエレクトロニクス、ブラックメタルとアフリカ音楽との融合を果たし(つまりは既定路線からの逸脱を計り)そして向こう側へ漂着することの出来たという点でも特異ではあるが、ジャケットアートワークや、アーティストが発信するイメージがとにかく"フィジカル"であるという点も、激情ハードコアリスナーにも共鳴するものがあると思う。ある意味でquiquiの暦の中に垣間見えるインダストリアル要素の極地とも言えるかもしれない。脳みその知識をいったんリセットしてフィジカルで訴える、血と肉体のダンスの果てに新たな光を見る、というコンセプト自体がこのインスタグラムSNS時代の中で音楽家が表現すべき最後の砦のようにも思えるのだ。

一度死ね、そして復活せよ。


Tracklist:
1.Angels and Abysses 03:10
2.Corners in Nihil 03:29
3.Omni featuring Chrisman 04:10
4.Lionsblood 05:32
5.Uganda with Sam 02:56
6.Kill Yourself Before They Kill You 03:50
7.Pembe 666 04:00
8.Sin Nature 04:32
9.The Echoes of the Beyond 06:04