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3LAでも売り切れ&再入荷を繰り返しロングセール化!結成10年を超えて遂に放たれる国内オルタナ界の秘宝、Sunday Bloody Sundayの1stアルバム。
日本でも取り扱いの少ない現行のオルタナ、ジャンクロック、グランジを取り扱うディストロ、Unknown Pleasures Distroも運営するメンバーが在籍しているこのバンドのサウンドには相当なこだわりが反映されているのを感じる。サウンドはヘヴィなグランジだが、歌メロはかなりエモ。
制作期間も長かったようだが、好きなものをとことんに追求する姿勢で完成されたアルバムから放たれるサウンドは、試行錯誤の迷いから完全に解き放たれポジティブなエネルギーに満ち溢れている。マニアック故のわかりづらさもなく、ヘヴィなグルーヴのうねりを作り出しながらも楽曲自体はかなりポップ、ボーカルのメロディも際立ちながらジャンクな雰囲気も両立するサウンドプロダクションも見事で、この方向で突き抜けたことにより「これはヤバい一枚なんじゃないか」と納得させるには十分な内容となっている。国内の現行シーンでもなかなかこんな音を出しているバンドもいない、孤高の存在感を放つ一枚になりそうだ。
余談ですが僕のお気に入りは#7の「dragging on」です。

tracklist:
1. intro
2. still spins
3. i am not filled
4. don't fade away
5. change
6. time
7. dragging on
8. don't know who i am
9. hole
10. a weightless life