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大阪のハードコアバンド、SeeK。
とことんヘヴィネスとダークネスを追求するバンドの姿勢が音楽性を全く独特なものへと昇華させている。ツインベース編成というのも納得。美旋律を奏でるアンビエント、暗黒面を映し出すドゥーム、スラッジなパートもあれば、強烈なブラストビートな暴走パートもありだが一貫して感じさせるのはやはりサウンドの重さである。NEUROSIS,ISIS,LIGHT BEARERのような激情かつ重低音を聴かせたポストメタル感とも言えるが、ポストロックをルーツとしたバンド達が到達する美しさや透明感を追求したサウンドとしてではなく明らかにエクストリームミュージック側から辿り着いたダーティさがある。Vo.Suguru氏の低音を効かせた激情たっぷりの咆哮も素晴らしく、芸術的なまでに重さ、黒さ、美しさを兼ね備えたバンドだと思う。3曲入りですが、収録時間を見て頂ければお分かり頂けるであろう大作志向です。

tracklist:
1. 朽ちていく中で 14:00
2. TRAGIC ENDING 09:42
3. the moss which grows in faith 13:13