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「俺たちは自分自身の中に、新しいサウンド、まだ未開拓の何かを"発見"したんだ。」Interview with Brandon Evans (City Of Caterpillar,Vo/Gt)



2018年4月末〜5月上旬、GWのCity Of Caterpiller来日が迫っている。バンドとはリリースについて何度もディスカッションを重ねてきたが、全部が終わって一息ついたタイミングで、日本へ向けてのメッセージをいただきました。 また、今回自分が改めて彼らの音楽を聞く中で、その高い音楽性に驚いたし、やはり特別な何かを感じました。彼らについて今聞いてみたいことをインタビューで聞いてみました。

Q. どんな幼少期を過ごしたのでしょうか?何か音楽的な教育は受けていましたか?

A. 幼少期はまったくストレートに育っていた。中流階級、郊外、離婚した親、そんな生い立ちさ。多くの自由な時間を手にしていた。中高時代はトロンボーンを演奏していて、マーチングバンド、コンサートバンドに在籍していたこともある。また中学2年のときギターを始めた。その3年後には初めてのバンドを組んでライブもした。それが、その時からずっと続いている感じ。

Q. バンドのメンバーとはどうやって出会いましたか?結成には何か理由とかあると思いますが。

A. Ryanと俺はMonotonashhfuckというバンドをやっていた。俺たちはJeffに、もう一人のギタリストの代わりに入ってほしくてお願いしていたんだ。Planes Mistaken For Starsとのツアーの数週間前に、ベーシストが辞めた。だから、ローディーをやってくれてたAdam Jureskoにベースで加入しないかと頼んだ。そしてバンド名をCity of Caterpillarに変えて、デモを録音して、マーチを作って...すべて2週間くらいで間に合わせて、Planes Mistaken For Starsとのツアーに出かけたんだ。俺がいなかったPg.99とのツアーのとき、Adamがサンフランシスコへの移住を決めた。で、その移動中に、彼らはRichmond Virginiaで止まったんだ。Ryanが彼らをそこに住んでバンドをやるよう説得したんだ。それが俺たちの始まりで、そこから残りの曲たちを書いて、それがあったからCity of Caterpillarは存在しているんだ。



Q. 初期のデモからすでに、オリジナリティが確率していて、ハードコアや美しいクラシカルなハーモニーが存在しています。これらの方向性は最初期から指向されていたのでしょうか?

A. 極めて計画的だったとは言い難い。それは、瞬間瞬間だったんだ。俺たちはエネルギーをもっていて、一緒に音楽を造り出そうとしていた。それはある意味、俺たちが既に体験してきた音楽やシーンをミックスさせようとするもので、俺たちは自分自身の中に、新しいサウンド、まだ未開拓の、これから広がっていきそうな何かを"発見"したんだ。俺たちはカードをシャッフルさせた。そのコラボレーションは、俺たちの生活や興味、そういったものが俺たちの音になっていったんだ。

Q. 2000年代といえば、その初期に数々の歴史的な名盤が誕生した時代でもあります。例えば。Radiohead - "‎Kid A"(2000), Godspeed You Black Emperor! - "Lift Your Skinny Fists Like Antennas To Heaven"(2000年), Mogwai - "Rock Action" (2001)、これらがあなた達のサウンドに影響を与えたとはいえますか?

A. そのアルバムは全部取り憑かれたように聴いていたし、もちろん直接影響を受けていると言える。その当時のバンドは、メインストリームの大きなバンドでなくとも、みんなそうだったよ。でも、それらは自分たちの精神面にはガツンと来る内容だったのは確かだ。

Q. 2000年代初期〜中期にかけて、激情シーンはより暗く、より内向的なサウンドを表現しているように見えます。あなたはそう感じましたか?また、9.11テロがアンダーグラウンドシーンに間接的に影響を与えたとは思いますか?

A. 俺はそうは思わないけれど...しかし、ある種のアートがそうであることはわかる。そういったスタイルは、より深く魂に触れるものであり、これまで以上に高い表現力を感じられるものだ。9.11というトピックは、当時はそれほどでもなかった。それはアメリカや、世界中のアートに確かに劇的な影響を与えた。望むと望むまいと。ただ色々な角度からみて、自分はそこへ深く進んでいこうとは思わなかった。自分は、プラットフォーム的なものより、常に感情やメロディについて音楽で表現していくことを極めたいと思っていたから。



Q. 2003年にはenvyに招聘されて日本ツアーが実現しました。当時envyは知っていましたか?彼らのようなサウンドを聴いて、最初どう思いましたか?

A. 俺たちは本当にenvyが大好きだ。彼らは星の数ほどのバラエティに富んだメロディの影響を合体させ、独創的で、美しい個性を作り上げていたんだ!その当時自分たちがバンドでやっていたことや、聴いていた音楽の中でも、本当に完璧な響きを持っていた。彼らには完敗だったんだ。

Q. 2018年、再び来日が実現します。2017年のFLUFF FESTがきっかけだったんでしょう?City of Caterpillarとheaven in her armsが同じステージで演奏したのはただの偶然ですよね?だとしたらこの来日自体、奇跡みたいなものでしょう。

A. Yeah!! ほんとうにイカれた瞬間だったし、こうやって起こっている事もいかれている。宇宙の法則は常にミステリアスだ。まさにあの日、Fluff Festでheaven in her armsと共演したことがすべての始まりだ。俺たちはすげぇ(über)興奮しているし、再び日本に来れる事を嬉しく思っている。

Q. 何か日本のオーディエンスへメッセージをください!

A. 俺たちはハートを全開にして、日本に新しいエネルギーを拡げていきたい。これは魔法のような瞬間だ。刻み付けようぜ!

Complete Discography / City Of Caterpillar (2CD) >> URL

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