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Interview with capelight

Interview with capelight
3LAディストロで取り扱った5000とのスプリットは即ソールドアウト、EMO/激情シーンの新世代として期待を集めるcapelightが今月10月にマレーシアのEF’ILとのジャパンツアーを企画、帯同。今回はその動きの中心となっているVo+Gt市川氏にインタビューしました。ツアーに関しての内容がメインです。

Q: まずはじめになんですが、マレーシアのEF’ILについておしえてください。今回彼らの国内ツアーをcape lightが帯同ということですが、彼らの知名度も正直国内ではほぼゼロに等しいバンドだと思います。なぜ彼らとツアーをしようという話になったのでしょうか。




市川:まずツアーの最初のきっかけはEF’ILのボーカルのFaridからcapelightにInstagramのDMで連絡が来たことが始まりです。「10月に日本でツアーをしたいんだけど助けてくれないか」と言われ、僕的には海外から激情ハードコアのバンドを呼んでツアーしたかったってのが個人的な願望であったので、すぐやりたいなと思って行動に移した感じです。
今考えると7月の終わりに連絡があって10月にツアーって、スケジュール的にもかなり無理あるし、自分たちみたいな小さなバンドがやるのはほんとに無理矢理だったなとも思って、今も変わらず無理矢理やってます笑
見切り発車ですね。
もちろん曲の良さも前提で、EF’ILのライブ映像見て決めたのもあったのですが、海外のバンドのツアーをしたいという動機もかなり強かったです。
知名度ゼロってところに関しては前から呼ぶなら自分たちと同じくらいの規模でやってて共感し合えるようなバンドがいいなと思っていて、無名のかっこいい若手のバンド探したりしていて。今回声をかけてくれたEF’ILは全員23歳で若いですしうちらみたく知名度はまだまだなんですけどアルバムも出すタイミングで勢いがあるし、曲もかっこいいしぴったりだなと思ったんですよね。あとLoma Prieta、Ampereが好きってのも重要….。

Q: なるほど。そう言われてみると等身大なツアー、という印象を受けます。こういうDIYな雰囲気って、レーベルとかプロモーター招聘のツアーとかじゃ味わえないですよね。ツアーの詳細はサクサクと決まっていった感じですか?今回がcapelightにとっての初ツアーですか?

市川: そう言っていただけると嬉しいです。
はい。capelightでは名古屋には行ったことがあるんですが東名京と回るのは初めてです。
ツアーのオーガナイズ、ブッキングに関してはそれこそ同世代のバンドが予想以上に協力を申し出てくれて、さらにはいつも見に行っていただけのような先輩のバンドが興味を持ってくれてライブサポートしてくれたりと本当に感謝しかないです。ライブハウス、スタジオの方の協力やツイッターの拡散、いろんな面で関わってくれる人がこんなにもいるんだなって計画のこの時点でかなり感じています。バンドの繋がりってほんと素晴らしいなってその時思いましたね。
お金の運営については未熟な部分が最近かなりでてきてて夜も眠れないですね笑

Q : EF’ILはそもそも何故日本に来たいんでしょう?

市川: 彼らは今回ニューアルバムの『Heavy Breather』を10月にリリースするんですが、それに先行して以前インドネシアにツアーをしたりしていて、まだ見たこと感じたことのない音楽シーンに飛び込んでいきたいという意欲があるようです。
Q: 彼らの魅力ってやっぱり「激情感」なんでしょうか。
市川: 彼らの魅力は激情感だけではない音に出ている異彩さも魅力だと思います。彼らはハードコアやポストロックを愛しているのはもちろん最近はフォークミュージックや、映画のサウンドトラック、ジャズ、プログレッシブミュージックなど幅広い影響を受けているようです。ニューアルバムの中の「Heavy Breather」や「Hati」という曲を聴くとわかるんですがそれこそ映画のBGMのようなメロウな曲やアコースティックな曲もあり、アルバムとして非常にドラマチックな振れ幅の広い作品になっていて、作品としての価値が非常に高いアルバムを作るバンドだとおもっています。



Q: 特に若い世代の動きだから、という理由もあるかもしれないけどツアーを色々な人がサポートしてくれるのはDIYシーンのやり方の美しい部分ですよね。先輩とかも過去のツアーでさんざん苦労してきたから応援したくなっちゃうし、失敗もしてきてるから同じ失敗はしないでほしいと思うんじゃないですかね。東京公演以外の企画はそれぞれ地元バンドの企画になるのですか?

市川: 名古屋はdiane arbusの仕切りでやってもらってて、大阪は自分たちで仕切っております。

Q: 名古屋のdiane arbus、彼らは今回のツアーをするならと名乗り出てくれたのでしょうか?

市川: 最初はdiane arbusに自分で企画する名古屋公演に出てもらいたいなということで連絡したんですが、その時協力を申し出てくれて企画主催を引き受けてもらいました。diane arbusは先日東京にheddomというバンドと共同で呼んだ事があってその時の縁もありますね。



Q: 各日程でイベント内容についても詳細,見どころ教えていただけませんか?

市川: 各日程の詳細ですが
初日が10/18(水)新宿ヒルバレースタジオで18:30〜
出演が
w/pale/冬蟲夏草/motherpill/heddom
この日は近いというかいつもライブハウスとかで会うことが多い仲間たちを集めました。フラット周辺というか…。みんな同年代くらいで1番若くて青いんだけど、新しい世代を作っていくであろう閃光ライオットな企画になってます。初日に仲間たちと企画を打てるのは勇気がもらえます!

2日目が10/20(金)京都リンキーディンクスタジオ四条烏丸店で7:00〜
出演が
w/kk manga/day’s eye/ippie gomas
この日は西のカオティックと言ったらkk mangaが今かっこいい!ていうのが自分の中に絶対的にあって、以前何度か十三月の甲虫企画で対バンさせていただいてるんですけど、こうやって出演者の少ない企画でご一緒できることが嬉しくてたまらないです。LocustやOrchidの血は流れているとは思うんですがそれだけではない、というかそれを歯向かうような爆発的なパフォーマンスは毎度素晴らしいです。また、この日が初遠征のday’s eyeなんですが僕の高校の時の同級生がいるバンドで90'sオタクな女性ボーカルバンドです。メンバーみんな忙しくて遠征とか結構レアなので是非関西の方々に見ていただきたいと思います!



3日目が10/21(土)名古屋246スタジオで16:30〜
出演がw/diane arbus/heddom/quiqui/ippie gomas
この日はdiane arbusの企画で最近渋くなってさらにかっこよくなったと話題のquiqui、また東京のheddomが出演してくれます。heddomは初遠征かな?heddomは我々と同い年の1996年生まれのバンドでインストを中心に激情やヒップホップの影響をうまいこと消化しててこれからが楽しみなバンドです。quiquiはいわずもがな!名古屋の先輩頭が上がりません。
またEF’ILのサウンド的にdiane arbusがかなりマッチしていて組み合わせ的にはこの日が一番ハマるんじゃないかなと思っています。


4日目が10/22(日)西荻窪フラットで17:30〜
出演が
w/nervous light of sunday/vanishing twin/maggie/agak/5000
この日は実質ツアーファイナルな祭りの日で、本当にcapelight市川が個人的に好きなバンドを呼ばせていただいて、世代もわりと上の偉大な先輩方をお呼びさせていただきました。先日我々も録音してもらっているshoさん(blue friend)が録音した音源を聴いて衝撃を受けたnervous light of sunday、ドラマーの小林さんの衝撃的なレフティードラムを見てから虜のmaggie、document not found,tetola93,blue friendのメンバー在籍のやばい謎バンドagak(音源早く出して欲しい。)、先日好きすぎてスプリット出してもらった5000、いつもすげーお世話になってるサンディエゴ産カオティックバンドvanishing twin、どれも自分の企画に出ていただけてすごいことになったなと焦るレベルです。間違いないメンツなのでマストでカムです!!



(3LA: Vanishing twin販売ページ)

5日目が10/24(火)鴬谷what’s upで19:00〜
出演がw/kukuri/nhomme/ippie gomas
この日はツアーのエクストラショー的な感じなのですが、しかし、なんと静岡の未だ知られぬニューカマー激情HCバンドkukuriを東京に招致します。ドラムとギターボーカルのcoma regaliaな二人組バンドなのですがギターの方がベーアンに繋いでるのか音圧が半端なくストレートなカオティックサウンドはかっこいいに決まっております。また、ワープ、フラット周辺で精力的に活動しているマス激情なスリーピースバンドnhommeも出演が決定しております。nhommeのキレキレなベースリフとクリーンのままブラストするテレキャスターの絡み、ポリリズムは必見です。個人的にはkillieのマスな要素を突き詰めるとnhommeになるような気がします。(怒られるかもだけど…) また全日程学生はチケットフリーですのでどんどん学生に来てほしいと思っております。


(3LA: 濃霧販売ページ)


Q: 全日程解説ありがとうございます。いくつか3LAでも音源を入荷したバンドもいるので、若い世代のバンドをチェックするという見方でいくと、EF’IL以外の国内バンドも要注目ばかりが揃っているという感じですよね。最後に市川さんのほうで他に伝えておきたいことはありますか?DIYツアー的な意気込みとか…。

市川: やっぱり今回の海外のバンドの招致っていうのは2000年代のkillieやheaven in her arms、envy,最近だとblue friendやastheniaなどの偉大なバンド達が海外の激情バンドを呼びツアーをしそれをファンジンやブログで知ったことからの憧れが全てなんです。今回は時間もなくお金もなく人脈もない中での小さなツアーになりますがそんないちナードとしては夢を叶えているようなツアーです。もしよかったらぜひ激情ハードコア好きな方々やそうではない方々にもあのときの盛り上がりみたいなのをまた感じてもらえたらいいなと思ってます。

ツアー詳細: EF’IL JAPAN TOUR 2017 with cape light
https://capelightblog.wordpress.com/


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