Interview with Mario(from SVDESTADA) by 3LA
「"Sudestada"っていうのはアルゼンチンのラプラタ川を南から吹いて抜けていく冷たい風のこと」 / Mario (SVDESTADA)
KhmerのMarioが2017年に結成したSvdestada、Khmerはメンバーの腰痛や距離的な問題もあり現在はコンスタンスな活動が出来ていないため、実質的にはMarioの現在のメインバンドとなっている。2017年にバンドのデモを録音され、すぐにMarioからは連絡をもらっていて、アルバムが出るタイミングで音源をディストロする約束をしていた。しかし半年以上たっても入金したレーベルからは連絡がない!というわけでリリースレーベル主が少し精神を病んでいたことが判明し、結局バンドが主導して再度リリース計画をリスケ、2ヶ月足らずでプレスまで完了させるという圧倒的なマネジメント力を見せつけた。このインタビューはボーカルのMarioにバンドの結成の由来などを聞いたショートインタビューになります。
Q: お久しぶりです。まずはこのバンドの結成について聞かせてください。
Mario: バンドの結成は2017年で、マドリードのシーンで古くからの友人同士で結成した。Mario C. Vaises (Khmer)、Peter López (Waylon Jones)、Jorge UrosaとFernando Lamattina (This Thing Called Life)という4人だ。俺たちはずっと友人同士だったんだけど、This Thing Called Lifeが解散しちゃったときに、俺たち2人がそこに参加するような形で、今回のバンドが出来上がったというわけ。
Q: 全員がマドリードなんですね。バンドの名の"Sudestada"っていうのはどういう意味ですか?
Mario: "Sudestada"っていうのはアルゼンチンのラプラタ川を南から吹いて抜けていく冷たい風のことで、冬の訪れを告げる風なんだ。Sudestadaのギタリスト、Fernandoはアルゼンチンの出身で、彼が母国のこの気象現象のことを俺たちに教えてくれたことが印象に残っていたんだろうね。
Q: サウンドの方向性についてですが、Khmerでのサウンドとの違いを出そうと思いましたか?
Mario: KhmerとSudestadaのサウンドは結構似ている。どちらもネオクラスト的なアプローチがあるし、同じボーカリストだし。でもSudestadaではブラックメタル的なアプローチは多くはなくて、ブラストビートの割合もそうね。そのかわり、ポストハードコア的な要素、ポストメタル的な暗雲とした景色みたいなものを志向していると思う。
Q: 日本のリスナーについて一言おねがいします!
Mario: みんながこのバンドや歌詞、ここに掛けている俺たちのパッションを気に入ってくれると凄く嬉しい。この楽曲を演奏しているときに俺たちが感じているフィーリングが伝わったら良いね。いつかこのバンドでも日本に行きたいし、彼らの前で演奏できることを望んでいる!
KhmerのMario新バンド2018年作のLPが完成!! SVDESTADAは冬の訪れを伝える風。アルバムは海。