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音的に焦点をあてると、バンドの核がより見えてきたりする

1999年作で、バンドドキュメンタリー「Instrument」のサウンドトラック的な扱いになっているのだが、FUGAZIのスタジオアルバムをコンプリートした後はむしろこの音源は最高の楽しみになるかもしれない。内容的にはデモテイク、アウトテイクなどを収録していてボーカル無しの楽曲多数。「Instrument」の映像は日本語訳がずっとなかったから自分が初めてみたのは英語だったし何を言っているのかよくわからなかったけど、なんだかストイックそうだなというのだけは伝わってきた。その曖昧な感想の理由はこのサウンドトラックのせいもあったかもしれない。とにかく不穏な楽曲と、見ていたビデオの画質がそんなに良く無いってことも相まってカルト的な印象を抱いたのであった。音的に焦点をあてると、バンドの核がより見えてきたりする。デモ段階でも演奏の空気感が完全に出来上がっている。これは録音するのも楽しいだろう。

tracklist:
1. Pink Frosty (Demo) 03:47
2. Lusty Scripps 03:42
3. Arpeggiator (Demo) 02:54
4. Afterthought 01:28
5. Trio's 02:15
6. Turkish Disco 02:34
7. Me And Thumbelina 00:45
8. Floating Boy (Demo) 03:34
9. Link Track 01:26
10. Little Debbie 01:49
11. H.B. 01:19
12. I'm So Tired 01:58
13. Rend It (Demo) 03:32
14. Closed Captioned (Demo) 05:50
15. Guilford Fall (Demo) 03:29
16. Swingset 01:37
17. Shaken All Over 00:58
18. Slo Crostic 02:40