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東京のハードコアパンク、KLONNSが2021年にBLACKHOLEよりリリースする7inchが入荷しました。
前作CDやもっと前のカセット音源よりもよりフィジカル、音の輪郭を感じられるサウンドに変わってきておりこれまでの面で殴ってくるような音が立体的な厚みにも感じられる(アナログによる錯覚かもしれないが)。そして、彼らが主催していく企画"Discipline"のコレクティブ的な匂いも感じさせるコラボレーションによってトータルでの表現での意思表示がある。MOONSCAPEよりHATE、IGNITION BLOCK MよりAISHAを迎えたA/B面の楽曲、そしてDLのみで聴けるRYOKO2020(名前が進化してる...)とCVNによる同曲のRemix2曲が収録され、「AMON」「GEHENNA」の2曲のどちらにも共通するブラックメタル的世界観による歌詞が示すのは現実へのアナロジー、そう、この現実は地獄。地獄は現実、生きていくのはつらいけど仲間と協力しあって切り開いていくもんなんだよ、そんなことを思いながらそれぞれのゲストミュージシャンのカラーも加味された形でKLONNSというバンドがどんなバンドなのかということと、この地獄でのサバイブの方法を示していくみたいな表現として読み取ることも可能なんじゃないだろうか。みたいなことを書きそうになってしまうんだけど、いったんは思考を無にして爆音で聴いてからでも良いのかもしれない。個人的に思っていたんだけどRemixのビートとの相性もかなり良くて、頭で聴くよりも身体で聴く感じも合うのは証明された。

tracklist:
1. AMON ft. HATE from MOONSCAPE
2. GEHENNA ft. AISHA from IGNITION BLOCK M
(Digital Only Bonus Tracks)
3. AMON (RYOKO2020 Remix)
4. GEHENNA (CVN Remix)