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時系列としては1st『Quiet, Pull The Strings! 』から2年後、2008年がオリジナルリリース、この時期ではすでにSuis La Luneは完全に日本のリスナーに支持されていたと思いますね。元々は10inchでのリリース、その後何度も再プレスをされた北欧激情での名盤EP、4曲という聴きやすいサイズだったのがよかったのか、バンドの魅力をギッチリ凝縮しているし、荒々しさのある1stよりも(1stはもちろんその荒々しさが素晴らしいのだが)こちらのEPでは激しさと儚げな美しさがあって、それはアメリカンな筋肉のフィジカルよりも日本や東南アジアの激情の感覚にやはり共鳴するものが大きかったのかもしれないなと思う。今でこそ明日の叙景やenvyがやっている、"陽"の表現をエクストリームミュージックに載せているのも当時はまだまだ少なかったし、彼らの音はそれが陽というよりは、本当に繊細で儚げなわずかな光とか希望とかにすがっている感じがある。厨二病感満載のタイトルもいい。今となっては後期の曲も好きなんだけど、あの当時は1stとこのEPこそが至高だと思ってた。

tracklist:
1. With Wings Of Feathers & Glue 05:03
2. September Gave Us Awkwardness, October Gave Me Nothing 03:22
3. The Greatest Actors Keep On Acting Offstage 03:24
4. I Can't Believe I Spelled It Out To You 04:16