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2016年、kumagusuが自主レーベル"無呼吸ファンクラブ"を立ち上げリリースした1st full Album。本作は「怠い夏」というテーマのイメージ群となっている。

SPOILMAMが出演しているイベントに出ていたのでライブを見てすごく良かったkumagusu
の1st『夏盤』と2nd『夜盤』を最新のEPと一緒に入荷させてもらいました。ライブで演奏されていた曲がどちらも収録されていたんだけど、Tsのメンバーが正式加入したのは最新アルバムからなので最新の形とは過去作はギャップがある。そして1stの本作のほうはもっと今よりもっとロック感がある。ライブを観ていた印象は何を歌っているのかよくわからなくてそこに井上陽水味を感じてとても良かったんだけど、こうしてスタジオ盤として聴き進めていくと、リズムと言葉の響きを独特と呼べるほどに操るボーカルと、そして現在の主流日本語ロック勢にはない間を操るリズム隊のビートとの絡みによって少なめの音数ながら立体的な音像が浮かび上がるのも面白い。インディーロックと呼ばれる現在の(それは要するにUKロックの変名なのかもしれないが)革新という部分を引継ぎつつ、80年代、70年代のロックへも逆流するような両面も併せ持つ。

tracklist:
1. サスティン 03:04
2. ツリメの 02:44
3. 海まで 05:11
4. 夜はアルカリ 03:12
5. あとかたなく 03:50
6. フェード 05:19
7. 呼吸をととのえて 03:37
8. natsu track 01:03
9. ローな人々 04:37
10. 微熱は終わった 05:42