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Interview with Light Bearer(by METALITALIA)

Light Bearer Interview
まさにネオクラスト新章とも言える世界を切り開いたLight BearerのLapsusでしたが、
まだまだ日本には浸透していません。
インタビューを和訳してもいいとの許可を本人からいただいたので、和訳いたします。

METALITALIAが行ったLight Bearerインタビュー
バンド結成、Fall Of Efrafa時代とのジレンマ、Lapsusまたその次回作についても言及しており 非常に興味深い内容になっていました。
答えているのはすべて中心人物のALEXです。

長すぎるので3回に分けています。
第一回目はバンド結成期や影響をうけた音楽についての話。

Q:私は本当にバンドのサウンドについて掘り下げていきたい。
あなたたちの音楽はかなり特異性をもったものだ。
どうやってあなたはLight Bearerのような音楽をともに作り上げられる 同じような嗜好をもつメンバーを集めることができたのですか?

A:俺の新しいプロジェクトに参加したいと思ってるような人間を見つけるのは公平なやり方で行われ、 それはまったくの寄せ集めから始まったんだ。
昔からの友人の一人、Lee(パート、効果音やノイズ担当)と私はいつも一緒に何かやろうってことは話していた。
だから定期的にあつまっては色々作ったりはしていたんだ。
ギターのMattewにアプローチして、彼に参加してくれるよう頼んだだけで あとはスムーズに事が運んでいった。
ドラムのLiamも加わって並行的にメンバーを探していて、6ヶ月の間に2人のベーシスト、2人のギタリスト とジャムを行ったりしたが結果的にMattewの昔からのバンド仲間、
ギターのJamieと彼の親友でベースのTomが加わった。
彼らは全員がとても良い仲間で一緒に活動できるということは本当に良かった。
すべてをそこに投げ打つことにはもはや何の抵抗もなかったね。
バンドの物語の中にある音楽というものが如何に特別なものかってことは知っていたから。
俺達はこのボーカルとパーカッションで、またドライブ感のある音楽をやっていきたかったんだ。
バンドの形成期にはベースのTomが歌うこともあって、そこには熱い情熱が共有されていた。
アイデアや共有すべきもの、積極的な相互の支えあいなど非常にオープンな雰囲気でやってきた。
俺達は未だ若さをもったバンドであり、お互いを理解しあいながら成長してきた。
こうして生まれたLapsusはバンド初期のアイデアから切り離せないものとなったが、 次に作るアルバムはこれとは全く別の、よりクオリティの高いものになるだろう。

Q:今回のアルバムは非常に短い期間のうちに書かれたもののようですが、 曲の一部はこのラインナップになる前に書かれたものもあるのですか?

A:俺達はレコーディングまでにメンバーを固めなくてはならなかった。
しかしMatthewはとてもスピーディかつ継続的に作曲を進めていて、一回のスタジオの中で アイデアをどんどん出していくことができた。
俺達は練習もたくさんしたし、できる限りバンドが結束するよう多くの努力をしてきたんだ。
一年のうちにもかなり多くのことをしてきたよ。
俺達は自然といけると思える曲を出していって、考えすぎて悪化させるようなことはしなかった。
多くのバンドは他のバンドと自分達のバンドを比べ、その結果として
ポストメタルと呼ばれるバンドたちがテクニック的な方向へ走っていくようにみえるが、 そんなことはまったく矛盾したことだ。
俺達はできる限り、自分達の経験値のなかから表現していきたいと思い、 Liamがセッションドラマーでさまざまなスタイルで叩けるので冒険するという選択肢もあったが、 Lapsusに関しては自分達の足元を見据え、ただプレイに専念し、そうやってできたのがこのレコードなんだ。
俺達はルールブックを書き直そうともしなかったっし、限界も設けなかった。
ただ好きなものを好きなようにプレイするだけだ。
使い古されたことをまたやっているというようなリアクションをする人もいるだろう…確かに間違ってはない。
しかし、俺達はもっと別のことにトライしているんだと言ったってそこには何の意味もない。
何をプレイし、何にエネルギーと情熱を燃やすのかってことなんだ。
俺達は完成されたバンドじゃない。
音楽を演奏するただの男だ。
音楽的な資格ももってないし、過去の栄光があり人々が多大な期待をしてくれるバンドでもない。
Light Bearerには何ひとつ寄りかかるものはないってことさ。

Q:Light Bearerの音楽はどのようなスタイルといえることができるでしょうか?
おそらくポスト・ハードコアと言えるのでしょうが、それだけでは不十分だと思います。
バンドサウンドについて説明してもらえませんか?
あなたは自分達のサウンドをポスト・ハードコアだと考えていますか?
それとももっと別の何かだと考えていますか?
A:俺達はポスト・ハードコアバンドだと思う。
スラッジの影響も、プログレッシブ・メタルの影響も、ポストロックの影響もある。
ヘビーだが聴きやすい音楽だといいたいね。
俺達の受けた影響についてはわかりやすいと思う。
ただ、俺達のプレイしているスタイルについて言及するのはまだ早すぎると思っている。
Lapsusはバンド形成期と練習の中で生まれたアルバムだし、その間二回しかショウも行っていないんだ。
たくさんの試行錯誤や、メンバーの入れ替わりもあった中で生まれた作品なんだよ。
だから次のレコードはLight Bearerの立ち位置をよりはっきりすることができるアルバムになると考えている。
何事にも換えられない絆というものができた。
みんなそれぞれそういうものはあるけど、Jamieなんて参加したのはレコーディングの二週間前だった。
そこから曲を全部覚えて、俺達の挑戦しようとしていることを理解してくれたんだ。
そういったそれぞれの特性のおかげだね。

Q;Light BearerのサウンドにはEnvy的なところも多く感じます。
Light Bearerのサウンドはメタルかハードコア寄りだと思いますが、あまり間違っていないと思います。
特に影響をうけたバンドで、Light Bearerのサウンドに影響は与えたバンドはなんでしょうか?
スタイルに関して、Light Bearerは今後どうなっていくのか既に見えているのでしょうか?

A:そうだ!
俺達はみんなEnvyが大好きだ。俺達はたくさんのバンドに影響されているけども
次のレコードではもっと90'sエモの影響もみれると思うし、もっとヘビーな音作りもするつもりだ。
この話はとても意味深いものだが、物語の行く末は音楽が示すことだろう。
俺自身はとても面白いものになると思っている。
今日上げたようなバンドの影響下になし、まったくメロディアスな展開もある。
それらのメロディーを活かす曲作りもはじめているんだ。
MatthewとJamieは座ってアコースティックギターを弾くことや、Tomはよりベースラインとメロディーに沿った プレイをしようかと議論している。
Liamはもっとエモーショナルに叩くだろう。まさに今、音楽を書いているところだ。
影響の受けたバンドもサブコンテンツに過ぎないし、それらは特筆すべきことではないんだ。


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