quiqui

Interview with quiqui『ジャンル問わず音楽が好きで週一で「俺が最近見つけたかっけえバンドのURL貼る」ってのをやってる』


photo by すぐる( @suguru3193 )

岐阜から届いた音源、quiquiというバンドの音源がマスロック+激情、という使い古されたようなスタイルなのに何か引っかかるものがあって良く聞いてみたら様々な要素を若い世代なりに解釈….、いや解釈というか自然に吸収してアウトプットしているような、開放感を感じた。今回は3LAで初の取り扱いとなる彼らの音源に合わせてインタビューを行いました。

Q: 簡単なバイオグラフィーを教えてください。いつ頃結成され、どんな活動をしてきたのでしょうか。

居原田: 私、居原田(ba)と宮川(dr)を中心に岐阜県羽島市で2013年に閃光ライオットに応募するために結成しました。
当初はポストロック〜マスロックに傾向した楽曲が多く、閃光ライオットに応募しましたが見事一次先行で落選。
その年に東京のインストバンドloqtoに埼玉のヒソミネに誘って貰ったのが初ライブで、Nengu,sansvisage等今では大切な友人達との出会いが今までバンドを続けてこれたと言っても過言ではない程、東京の同世代のシーンに衝撃を受けました。
その状態で2年ほど活動を行い、1枚の音源を出した後当時のギターが脱退し、同じくloqto企画で知り合ったeitoのギタリストである現ギターの元輝が加入しました。(ちなみに私も現在eitoでベースを弾いています。)
その後bahamsfes出演や海外バンドのツアーサポート(blindgirls,careless,nebraska..etc)、名古屋でスタジオライブを組んだりとポストロック・マスロック〜ハードコアのイベントに出演してきました。

Q: 本作は初音源になりますか?

居原田: 2015年の9月に9曲入り500円のデモをリリースしました。前作、今作両方ともSansvisageのフロントマンである上山にレコーディングしてもらいました。内容としては今とかなり異なっていてかなり小難しいこともしています笑。
当時は前述した通りポストロック、マスロックからかなり影響を受けていたのでその流れが汲み取れると思います。曲名やジャケット等かなりコミカルな内容になっていて、今となっては若干後悔しています…笑
200枚作って有り難いことに売り切れた為、現在は廃盤になっています。今となってはかなりこっ恥ずかしい内容だと自分たちでは思いますが、後々bandcamp等で落とせる様にしようとは思っています。



Q: 音の印象はkillieのような日本的混沌の激情ハードコアと、エモリバイバル系のテクニカルなマスロックの融合のように感じました。どうやってこんなサウンドを目指すようになったのでしょう?

居原田: 主に日本の激情に影響を受けているのは私とドラムの宮川です。中学の時に凛として時雨やZAZENBOYS、nuito等を聞くようになり残響レコードの存在もあってポストロックに傾倒していきました。その後thecabsに衝撃を受け、そこからギターの國光さんのブログを読み漁り、killieや3cmtourの存在を知りました。これが所謂激情ハードコアとの出会いだったと思います。余談ですが、thecabsの影響は同世代だとかなり凄いんじゃないでしょうか。。。ドラムの手数の多さやアルペジオの多用などかなり影響を受けていますし、なんなら前作のデモはほぼ彼らの影響のみで作られているような気がします笑。
話がそれましたが、そこから更に堀って海外の激情などにも興味を持ち、LaquieteやDaitro等をよく聴くようになりました。ただそれでも個人的には国内激情が好きで、挙げたらキリが無いですが、kulara、There is a light never goes out、DocumentNotFound、今だとbirth、Asthenia等に強く影響を受けています。
エモの存在はquiquiを組んでからしばらくして初めて知るようになった程度ですので、あまり造詣が深いわけではありません。。。
Empire!Empire!(IWasaLonelyEstate)など一部猛烈に好きなバンドもいますが、エモよりはマスロックからの影響が大きいかと思います。teramelosやsleepingpeople、AHLEUCHATISTAS等のバンドが好きでよく聞いていましたし、今でも単純な展開よりはひと捻りある展開が好きなので、それは意識して曲にしています。個人的にkillieに対する信仰とも呼べる絶対的憧れがあるので、その部分は強く出ていると思いますし、killieっぽいと言われると純粋に嬉しいです。
今作からは元輝の影響でポストハードコア色が強めに出たかなと思います。彼は逆に激情はほとんど知らず、ポストハードコアやエモ、エモリバイバルにとても詳しいので、いいバランスになったんだと思います。今のquiquiの音楽性は目指して作っているというよりは、好きなものを聴いて好きなようにアウトプットしているという状態だと思います。インプット量が昔より確実に増えたので、今後はもっとブラッシュアップして曲に出来ていければなと思います。


photo by ながいゑりか (‪ @kkrtatmon )

Q: 楽曲タイトルは日本語と英語と、イタリア語ですか?これには何か意味がありますか?イタリアの激情バンドのような様式美なのかなと思いましたが。pt1,pt2があるところとかも、RaeinやLaQuieteっぽいかなと思ったり。

居原田: まさしくイタリアの激情を意識して付けています…笑
LaQuieteへの憧れと字面の雰囲気がとても好きで、今回はイタリア語のタイトルにしています。言語の選択に拘りがあるわけではありませんが、一見して意味が読み取れないような名前を付けようとは意識しました。pt〜の下りもそこからの影響が大きいです笑。
DaitroのYや、ハードコアではありませんがDelarosa&AsoraのAgonyPart1というアルバムの影響もあります。あまり曲名に頓着はありませんが、前述の様に昔のようなふざけた曲名をつけたりするのはもうやめるようにしました。中には意味のある曲名も存在していますが、意図的にあまり伝わらないようにしています。

Q: それでいて「Retension」の前半部のような、SleepytimetrioとかFugaziみたいなギターリフをザクザク刻むような激情も最近ではあまりなくて個人的に大好きですが、こういった要素って自然に出てきたりしますか?

居原田: FugaziやSleepytimetrioはまさしく元輝からの影響です。少し渋いような所謂ポストハードコアの音楽があまり得意ではなかったんですが、元輝に嫌というほど聞かされ気づいたらハマっていました笑。
この曲に関しては唯一スタジオセッションで作った曲なので、意図してfugazi等に寄せるよう作ったわけではありませんがインプットとする音楽が大幅に変わった時期なので、その影響が自然に出たのかなと思います。同世代のバンドで激情となると確かに刻むようなバンドがあまりいないなと思うので、そういったサウンドをもっと全面に押し出していきたいです。

Q: アルバムではなくEPではありますが、少ない楽曲のなかでも多様性がありますよね。激情ファンもエモファンも聴けるけど、僕の知らない要素がもっとたくさん入ってる印象です。本人たちとしては自分たちのサウンドをどのようなものとして認識していますか?

元輝: これまでは所謂”激情”と呼ばれるバンドの音楽性に強く惹かれて自分達もそうなりたいと思って曲を作ったりしてきましたが、少しずつ周囲の状況や環境が変わると考え方や聴く音楽も少しずつ変わった、というより様々なことを受け入れられるようになってきました。
好きなものは好きだしかっこいいものはかっこいい、それこそが自分達らしいハードコアなんだと思えるようになりました。なので以前より肩の力を抜いて曲を作れている気がします。メンバーの皆とにかくジャンル問わず音楽が好きで週一で「俺が最近見つけたかっけえバンドのURL貼る」ってのをやってるんですけど笑。とにかく、自分の好きな要素が少しずつ曲に散りばめられてそれが結果的に自分達らしいアウトプットに繋がればそれは”激情”であってもなくても聴いて貰える人にハードコアだねって認識して貰えたら私達も嬉しいです。

Q: 今後の活動予定を教えてください。

居原田: 直近だと3/10に名古屋の上前津ZIONでKhmerの来日名古屋編も企画したRalmの企画に出演します。
普段だとあまりやる機会がない叙情系のバンド等と対バンなので凄く楽しみな日です。その後は4/28にloqto招聘のGulfer来日公演の名古屋編を企画させて頂きます。親しい友人が自分達でバンドを招聘するのは恐らく初めてなので、精一杯力になれるよう頑張ります。
その後にもまた海外バンドのサポートが6月にあります。
現在確定しているのは上記の予定のみですが、折角音源を出したので今まで行ったことのない土地に行ってみたいなと思っています。

Stanco della societa / quiqui (CD) 800円
Stanco della societa / quiqui (CD)
岐阜から登場した激情マスロックquiquiの2018年EP!!
3LA商品ページはこちらからお願い致します。

quiqui
bandcamp :https://quiquihashima.bandcamp.com/
Twitter :https://twitter.com/quiqui_hashima
Facebook :https://m.facebook.com/quiquihashima


photo by ながいゑりか (‪ @kkrtatmon )
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