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カスカディアンブラックメタルというジャンル名称を世に知らしめた張本人、 Wolves In The Throne Roomの2011年ライブ音源。時期的に何故2013年の今リリースされたのかはよくわからないが今年いっぱいほとんどリリースに関するニュースがなかっただけにファンとしては嬉しい。内容としては三部作最終章"Celestial Lineage"のリリース前の時期のライブから長尺の2曲を収録している。
"Celestial Lineage"というアルバムは当ディストロでのレビューに詳細書いてはいるが、簡単に言うと前作2作は地球そのものに向けたアルバム。それは地球にいる生命、森の木々、自然、人間を含めた動物達、そういった生命エネルギーに対して作られていたアルバム。それに対して3作目である"Celestial Lineage"ではそのエネルギーは天体に向かっており、輝く星々、月、宇宙そのものへ向けたエネルギーが音となったアルバムとなっている。より大きなテーマに向かっていくなかでサウンドは更に壮大なものになっており、その作品のテーマをライブにて再現していると言える。
Deafheavenは完全に都会的なポストブラックサウンドでお洒落感があるが、個人的にWITTRには未だブラックメタルを感じている。早く新作が聞きたいし、どうせライブ音源を出すのなら制約の多いアナログ盤ではなくたっぷり収録時間のあるCD盤で出して欲しかったのも事実。フルライブをデジタル販売するとか、もう少しファンに寄って来て欲しいものである。
1000枚プレス。

tracklist:
A. Prayer Of Transformation
B. Thuja Magus Imperium