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ジャケットが気持ち悪いけど、Decibel Magazineをはじめとする各メタルレビューにて2016年のベストアルバムとしてノミネートされた作品、正式名称は読めない文字になっているのだが、表記上「MIZMOR」の2ndアルバムCD盤。ドゥーム化したブラックメタルのサウンドは退廃的で、カタルシスというよりは絶望感、ブラストパートとドゥーミーパートとの落差が激しく振り幅の激しい作品となっている。活動姿勢も面白く、アルバムは自主で必ずリリースし、流通版をレーベルが担当するようだ。(CDは流通作品)これはDIY精神というよりも自分達の作品を自分たちでコントロールしたいという精神だろう。音も決してポップな作りではないけれど、彼らの進みたい方向に突き詰めた音と独特な陰の空気感がパッケージングされており、目の前に現れる黒いサウンドに圧倒される。

Tracklist:
1. Woe Regains My Substance
2. A Semblance Waning
3. The Serpent Eats its Tail
4. Inertia, an Ill Compeller
5. Bask in the Lingering