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京都のロックバンド、theorem(セオレム) の1stアルバム。彼らのルーツはEMOやポストハードコア的なところだと言われていて、出演するライブシーンでもその手のバンドとの共演が多いし、今過去記事を検索していたらTRAINWRECKのJapan Tourにも出演していた。Engine Downが後期に完全に歌モノロックバンドへと変貌していったように、theoremのこのアルバムを聴いていると、これは純粋なるJ-ROCKバンドだなと思う。EMOとかポストハードコアとか、そういうワードはあくまでルーツとしてのもので、ここにあるのは1990年代以降のオルタナティブ、UKロックやそういった要素。それが所謂ヒットチャートにいるJ-ROCKとどう違うのかって言われると、演奏、音、グルーヴ、その骨太さに圧倒的な違いがある。プログレッシブな歌モノオルタナティブロックという意味でのDOIMOIと通じる。

tracklist:
1. C.R.A.C.K.
2. リメンバー
3. 碑銘
4. EDGE OF TOMORROW
5. 煤煙
6. Firebird
7. クロスロード
8. コースアゲイン