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2018年の来日をアナウンスした北欧スウェーデン、Tengilの2015年作品。
北欧のポストロック、スクリーモ的な先入観で聴くとめちゃく裏切られるバンドで、実際自分もそういうもんだと思って聞いたら全く別モノ、説明のつかないボーカルの存在感に昂りました。ノイジーなサウンドだが、楽曲はガッチリ整合性の取れた構成美があり、なおかつ演奏に埋もれない歌唱力の高いボーカルの個性が際立っている。Bjork等90年代〜00年代のオルタナティブな流れもしっかりバンドの血として取り込んでいるのでは?と思うが、とにかくバンドを構成している要素が多すぎて、説明しようとすると何かが抜け落ちていきそうな感覚になる。アトモスフェリックなポストロックと、ダーティなヘヴィロックを融合するスタイルの、また新しい完成型という印象。Tokyo Jupiter Recordsの音の中でも明らかに異質。
ジャケットアートワークとは裏腹にIQ高めの変態ヘヴィ。

(label info)
スウェーデン・ボロースのポストハードコア・バンドTengilの2015年発表1stアルバム。ミュージカルや古典交響曲から大きな影響を受けた自らの音楽性を「Quasi-symphonic post-hardcore (準交響的ポストハードコア) 」と称した、独自の世界観を活かした鮮烈でドラマティックなデビューアルバム。マスタリングにMagnus Lindberg (Cult of Luna) を起用。

tracklist:
1.Fermeture 1:52
2.A Box 7:26
3.My Gift To You // The Tunnel At The End Of The Light 7:25
4.Praise Be 4:47
5.Gehenna 13:59
6.All Paths // Qwoulrflpvoynvlrgkrt 10:07