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※諸事情により3LAでのCDR化 or mp3化の対象外です。


国内の激情シーンにおいてkillie以降に登場した若手バンドの中でも海外バンドの招聘等を最も積極的に行って来たのがこのbluefriend。3LAで扱っていた彼らが参加した5way split、デモ音源はかなりポジティブな反応を得ており、今回自主レーベルを立ち上げてリリースされた1stアルバムはまさに待望の作品である。本作アナログ盤はUKのDog Night Productionからのリリースとなった。
以前にリリースされたデモ作品やbandcamp等でアップされてきた音源とは比較できないほどの完成度を誇るアルバムはTouche AmoreやKidcrash, Loma Prieta, Beau Navire等といった近年のUS激情シーンとの共鳴を感じる熱情に溢れながらも決して懐古主義に終わらないモダンでスタイリッシュなサウンドだ。Crypt CityやLostage等のエンジニアを担当したセブ・ロバーツ氏の録音によるところも大きいだろう。それは一聴して音が綺麗過ぎるという感想を同時に持たせるものでもある。彼らは90's激情の音もよく研究しているようだが、作品から感じる未来に向けたポジティブな姿勢を考えるとこのモダンな音作りもbluefriendというバンドの思想とリンクしたものなのかもしれないし決してネガティブなものにはならないはずだ。先人達の作り上げた今でも生き続けている過去の作品達はどれも素晴らしいけれど、シーンに今必要なのは新しい血だ。確実に国内激情シーンの文脈を受け継ぎながらも海外シーンとリンクしていくであろうbluefriendのサウンドは今だからこそとても意味のあるものになるだろう。完全にチェックしておくべき作品です。

tracklist:
1. en
2. midikai
3. warui
4. neri
5. aida
6. mezura-c
7. kowai
8. dasai
9. saisho
10. musubi