関連タグ: 2010年代 2020 編集盤 Boston Massachusetts

2017年にカセットでリリースされていたボストンのEmo-Violence、Cerceの編集盤がLPで再発!
2011-2013年という短い期間のうちに発表された全6作品すべての楽曲に加えて未発表曲もボーナストラックとして収録、「Female Fronted」なScreamo/Skramzとして語られることが多いバンドですが、パワーバイオレンス、激情に主軸を置きながらもクロスオーバーを重ねていく楽曲の数々は刺激的で、その内容を思うと現状の彼女らは過小評価されているとすら思います。「You'll never be a man and you'll never grow strong」のフレーズをはじめ、フェミニズムの文脈であることは明白なのですが、その怒りをどこに繋げていけるのかというテーマも見えていて、単なる怒りのはけ口というだけではなさそうです。同じマサチューセッツ州の先人、Orchidと共通する皮肉のある激情とでも言いましょうか。そして自身の肉体から逃れられない呪い、喪失の痛み、何が心を癒すのかという内面についての問いかけは明らかに2021年現代に通じるものがあります。
限定500枚プレス、Pink Vinyl

tracklist:
1. Mare
2. Weary
3. Choices
4. Concussion
5. Libel
6. Fornication
7. D.I.D.
8. Direct Tribute I
9. Direct Tribute II
10. Damaged Goods
11. Intrusions
12. Blossom
13. L.I.F.E.
14. S.L.E.E.P.
15. P.O.N.X.
16. How to Be a Woman
17. Love, Alaska Young
18. Something About a Broken Heart
19. D.I.D. (Split Version)
20. Direct Tribute I (Split Version)
21. Direct Tribute II (Split Version)