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スペイン、マドリッドのAccidenteの2014年作、再プレス盤。
近年の2016年、2021年作は圧倒的に名盤だと思うんだけどそれ以前のAccidenteも良い。「メロディックパンク」という意味で、彼ら/彼女らのサウンドに何か特別なものがあったのかと思ってこうやって過去作を聴いていくと、狙ってなのか天然なのかわからないけれどUS的メロディックパンク文脈とは異なるパンクを既に確立していることがわかるし(それは別にAccidenteが初めてのバンドではないが)当時歌われているとおり、挑戦と更新をしていくことの結果として近年の『Pulso』『Caníbal』に繋がっている。vs資本主義という単純な構図だけに収まらず、多面的に物事を受け止めていく感覚っていうのはやっぱりUSよりも他の国のほうが強いのかなぁと思いつつ、このシンプルなサウンドと演奏が複雑化した現代社会に向けてアウトプットされているという構図も見事な表現になっているとも言える。つまりこの2014年時点に歌われていることに一つも嘘はなかったということ。

tracklist:
1. ¿A cambio de qué? 03:41
2. Rejas de color 02:13
3. Las victorias más bellas 02:27
4. Policía no 01:15
5. Beyond words 02:21
6. Juntos ellos y ellas 02:16
7. Moriré soldado 02:08
8. Una bala más 02:56
9. Amistad y rebelión 03:00
10. Lejos 02:48