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大阪のPowerViolence、RUNNERの2021年リリース7inchをPALM高橋さんのレーベルから連絡いただき入荷することにしました。
ちょっと3LAで扱っている系統の音楽とは違うといえば違うんですが、「Assückを聴いてウインドミルするフィジカル感覚」というキーワードをみてこれは入れなきゃいけないのではないか、と自問自答が始まってしまったので答えを出すためにという意味でも入荷。パワーバイオレンスとは何か、グラインドコアとは何か、未だにEMO/激情とは何かという問いにすら明確な答えを出せていない自分にわかるわけはないのだが、Runnerを聴けばもしかしたらそんな答えは必要なかったかもしれないと思える。というのは、彼らのサウンドはとことんRAW、生々しさにこだわった音作りをしていて、かつジャンル横断的なものがあるから。かつて僕の先輩は「パンクは西から」という名言を残したが、大阪のパンクに感じる「解釈」というのは答えを参照するというより自分で編み出していく強さがある。離れたところにある要素同士を、ごく自然な感覚で結びつけて表現に落とし込んでいくのは、実は現行の海外激情のシーンでも感じられるもので、体と心に染み込んでいなきゃ出せないんだよなぁ。と言いつつ僕にはまだまだわからないことだらけなんだけど、この音源がかっこ良かったことだけは保証します。300枚プレス、ナンバリング付きです。

tracklist:
1. Pathos
2. Existence
3. Live With
4. Underdog
5. White And Black
6. Against Your Vanity