関連タグ: 2000年代 pg99 激情 混沌 過渡期 スプリット 多様性

2002年の発表以降、何度もソールド&再プレスを繰り返している音源で、今聴いても当時の面白いサウンドが収録されていると感じる。90年代のハードコアとは多様性の時代だったというようなことを某みちのく氏が言っていたが、pg99というバンドはまさに多様性というそのカオスな状況を代表する特異なバンドだった。多様性のあるバンド達が2000年代に突入していく中で、カオスなだけじゃなくてそのさらに先の一歩を踏み出した...という現象は実は世界中で進行していたんじゃないか。その過渡期にある中での貴重な瞬間を記録したスプリット、いやスプリットという音源自体がアルバムのような時間がかかっていない分、こうした記録として残りやすいのかもしれない。なんにせよ、どちらのバンドも今や日本語テキストがほとんど残っていないこの状況、だからこそ今ままで聞いていなかったリスナーにも聞いて欲しい音源です。

Tracklist :
1 –Pageninetynine* Friendship 1:51
2 –Pageninetynine* Tantrum 3:21
3 –Pageninetynine* Richmond Is A Hole 4:38
4 –Pageninetynine* Faces Sunken By Letting Go 2:00
5 –Pageninetynine* Virginia 5:11
6 –Majorityrule* Not In My Name 4:54
7 –Majorityrule* These Hands 3:27
8 –Majorityrule* My Version Of Paris 3:21
9 –Majorityrule* Packaded Poison 4:53