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フィリピンのポストハードコア、 BRICKCITYのデビューアルバムで2016年作品のリイシュー。近年存在感を増しているように感じる香港のDesperate Infant Recordsが2021年の今、レコードで復刻という形です。かつてアジアのバンドのリリースはカセットが相場、日本はCD、みたいな図式があったけれどそこはもう変わって来つつあるのかもしれない。90年代〜2000年代的カオティック要素強めでプログレッシブ演奏とエフェクト控えめのサウンドは結構ナマナマしい感じはあるのだけれど、音は全体的に細めに感じていて、どこか解像度を落とした印象がある。それが意図的なのかどうかはわからないが、USやUK等のヘヴィネスを求めてしまうと肩透かし感は否めない。けれどこの線の細さがやっぱりアジアなんだよなーと僕は思います。若干のダサさがありつつもライブの映像からもにじみ出る熱量はマジだと思う。

tracklist:
1. Cataclysm 00:49
2. Meg and Tom 03:29
3. Love, Tina 00:34
4. Talk Therapy 01:08
5. Freud 02:59
6. The Bones We Used To Share 04:36
7. Transit 02:56
8. Common Remedies for Contemporary People 04:16
9. Corazon 01:47
10. Gwen Stacey 02:23
11. Entering Ms.Take 07:27