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USペンシルベニア州ピッツバーグを拠点に活動するAnnakarinaは、2010年〜2015年に活動していたScreamoバンドで2020年にShort Fictions、Shin Guard、Scratchy Blanket、Coma Regaliaのメンバーも参加する形で復活。このEPはZegema BeachやLarry RecordsといったScreamo中毒な9レーベル(3LAを含む)での共同でリリースされた限定仕様になっています。
"Annakarina"とはフランスの有名な女優らしいのだが、もはやScreamoにおいて俳優がバンド名になっているのは一種のお約束とも言えるかもしれない。でもこのバンドで表現されているScreamoはお約束のものではない。トランスジェンダーであることをカミングアウトしたChloe Juneの経験から生まれた新曲「We Are Passing」...もはやこの曲が生まれたことによってバンドが動き出したのかもしれないとさえ思う。力強く美しいScreamo楽曲は、彼女が影響を公言しているPhoebe Bridgersから繋がっている。まさにPersonal Feeling(ああ、ここでLoss Leaderが繋がった)の表現なんだけど、だからこそ刺さるものっていうのがあるのだと思います。
「We are always moving forward」(私たちは常に前進していく)
収録されているのは2曲のみ。しかしそこに短命な、美しいドラマ性が宿った至高のScreamo組曲になっています。

tracklist:
1. We Are Passing 05:44
2. You Weren't Ready 06:51