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NYのヘヴィロック、DRUG CHURCHの2021年EPは最高です。
前作ジャケットがアメリカへのアナロジーだとしたら、本作で黒バックに車を走らせようとする様は逃避のようにも見えるが、ダメダメ、シートベルトが首にかかっているので完全に死亡フラグです。しかし前作から次のアルバムへの過渡期、移行中であるという風にも解釈できるジャケットで、実際にサウンドにも様々な更新がなされている。しかしその変化は必ずしも成功するものではないし、そのリスクを本人も自覚しているけどやるんだぜという意志に燃えた激しさがあります。後期のHELMETにも似た歌物感が増しつつも、ヘヴィなリフとグルーヴで攻めていく楽曲たちに、次の用意されているアルバムへの期待が膨らむ。カバー曲#4はおそらくアルバムには入らないだろう。しかし、今の変化を彼らがどう表現したいのかは伝わってくるのでその歌詞だけ最後に記載しておきます。

tracklist:
1. Head-Off 03:05
2. TAWNY 03:26
3. Bliss Out 01:53
4. Remember To Forget 02:56

信じられないことを信じる - それがどういうものなのかを感じ取る
考えられないことを考える - 何が人生なのかを感じ取る
不可能を可能にする - 忘れることを忘れない
否定できないことを否定する - 俺はまだ思い出せないけど

ちょっとしたポップソングを歌えば - 誰もが君を好きになるだろう
ただちょっとしたポップソングを歌うだけで - 誰もが君を好きになるだろう

予測できないことを見る - そしてそれが選択であることを知る
理解できないものを理解する - 俺の視野と俺の声
説明できないことを説明する - それを感じたことのない人たちに
克服できないことを克服する - 洞察力が本物ではなくとも

ちょっとしたポップソングを歌えば - 誰もが君を好きになるだろう
ただちょっとしたポップソングを歌うだけで - 誰もが君を好きになるだろう
だからポップな人生を送ろう - 本物でも偽物でも
ちょっとしたポップソングを歌え - 永遠に終わらないように