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2022年発表の2nd作、前作同様アルバムサイズではなくEP、ということでアルバムにめちゃくちゃ時間をかけるよりも今はコンスタンスに作品を世に出し更新していくのが良いのだろうと思う。
<3LAでのインタビュー記事はこちら>にて読むことができます。先日のインタビューで既に「EMOとしてやってるつもりはない」という趣旨の発言もあったとおり、本作ではオーセンティックな邦ロック路線でいくのかいと思わせつつやっぱりエモ感が滲み出ちゃってる気はする。前作収録の#4、#5あたりのタイトルから本作タイトルとなる「SAKANA」への繋がりは水属性を感じるので、水になりたいという想いが魂の魚となってLCLの海へと還っていくのだろうか。EPを構成するうち、#1と#5の短いインストに挟まれた3曲が本編のようで、そして区切られた後に発せられる「I couldn’t have done this without you.」は少し性格の違う曲。自身の現在地、生活、感情、自分たちを構成してきた全てを肯定していくポジティブさ、これまでとは異なる明らかなメッセージ性を宿したもの。そういう意味でも羊文学との比較はやっぱりされてしまうと思うけどもうそれでいいでしょう。全体的には更にJロック感が強まってきていると思いました。
前作と本作の内容から構成される編集盤はDog Knightsよりリリースされるとのこと。オタクはそちらも買ってください。届かぬ想いはいつまで北千住、届かぬ想いはいつまで南千住。わかるよね?

tracklist:
1. ー.1.ー
2. シー・ユー・アゲイン
3. minamisenju
4. Fis tel
5. ー.5.ー
6. I couldn’t have done this without you.