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名盤スプリットが12inchリイシュー!!
2004年に1stプレスがリリース、その後2回の再プレスを経て2022年に新ジャケで再登場。アートワークは原作に基づいてRodrigoが制作したもの! 3LA独自で対訳付。

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2004年に10inchフォーマットでリリースされたDaitroとRaeinのスプリットは激情ハードコア(Screamo)の作品群の中でも特に素晴らしいスプリット作品の1つで、当時盛り上がり始めていたシーンの中で、もはやUSだけでなくヨーロッパのイタリアやフランスのバンド達がそれぞれの解釈でオリジナリティを確立していたことの証明でもある。
Daitroは4人編成から5人編成へと変わっていくタイミングの渦中にある時期で、2005年の1stアルバム『Laissez Vivre Les Squelettes』直前ということもあるが、スタイルが完成されたアルバム期よりも激しい音になっているのが特徴的。またRaeinのほうも2003年に名盤となった2ndアルバム『Il N'y A Pas De Orchestre』をリリースした直後でバンドの勢いも乗りまくっている時期。双方のバンドにとって一番激しい時期がタイミング的に合っていたのは偶然でしかないのだが、ラフな録音でショボめなのも含め、そこに何らかしらの運命的なものを感じずにはいられない。それって...必然ってコト?
2バンドとも3曲ずつの楽曲しか収録されていないのだが、その3曲にドラマがあり、必殺の激情ハードコアがある。Discogsによると2004年に1stプレスされ、翌年2005年にはもう2ndプレス、そして2007年には3rdプレスまでされているという人気ぶりからもこの盤がいかに当時重要だったかが伺い知れる。そして2010年代は全く再プレスされず...完全にレア盤化してしまったが遂に2022年に12inchにてリイシューされるとのことで、激情リバイバルの流れに感謝である。Daitro、Raeinのアルバムしか聴いてない人も絶対聴いたほうが良い。大切なものが全部詰まっています。

tracklist:
Daitro– Au Bout De Mes Lèvres
Daitro– Un Bateau Ivre
Daitro– A Chaque Fois
Raein– Faithless
Raein– New Day Scenario
Raein– Blue Lines