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大阪R3N7、STUBBORN FATHERによる2012年発表のスプリット。
まず今回初めて聴くことになったR3N7だが、ブラックメタルや80'sスラッシュメタル的なアプローチを取り入れたR3N7の音楽性はハードコアでありながらメタルを通っている人にはナイス配合の麻薬に成り得る。サウンドも汚物ジャンク感があって素晴らしいし、日本語詩も違和感なく溶け込んで一体となっている。
一方のSTUBBORN FATHERも、同時入荷した2006年音源『GAME FOR BRIDGING THE GAP』から更に先に進んだサウンドを提示しておりこちらも素晴らしいサウンド。前作から引き続き高速ビートは健在だし、その黒さは減退しているとは感じない。しかし楽曲にはスローパートも導入され楽曲はよりドラマ性を帯び、アプローチも複雑になり全体のアンサンブルとしても格段にカオス感増してる。「十二日目の麓」の冒頭の音からその変化は感じることができるが、静と動のコントラストをより鮮明にしたことによりブラストパートは映える。特にラスト曲「イデア」でみせる混沌とした世界観は驚異。

tracklist:
(R3N7)
1. HOPELESSSSSSSSSSSSSSS!
2. 突き刺す言葉
3. MAYHEM
4. 契約成立
(STUBBORN FATHER)
5. 十二日目の麓
6. 未定
7. イデア