関連タグ: アメリカ US激情 カオティック 2010年代 Deathwish Touche Amore 名盤 Skramz

US激情ハードコア名盤とまで言われるTouch Amoreの1st。
歴史に名を残すほどの名盤かと言われると、めちゃくちゃ革新的なサウンドを出しているわけでもないし、そうではないような気はしますがファストなエモーティブハードコアとソリッドな録音、スクリーモだけどすんなり耳に入ってくるメロディといい全体的にはこれまでハードコアを聴いてなかったリスナーを取り込めるほどの良い意味での余地がある。
90年代のエモ、ポストハードコアを下地にしつつ欧州激情的なドラマチックさ、プログレ的構成美を取り込みOrchid,Raeinといった欧米激情の影響をある種の良い所取り状態となっている。どのシーンでも言えることだが、ある程度シーンが成熟してくるにつれ、結成当初からかなりの完成度をもったバンドが現れてくる。それらのバンドのクオリティというものは前の時代にシーンを開拓したバンドがいたからこそのものであるが、その黎明期を体験したバンドと後発のバンドではやはり決定的な壁があることは否定できない。
確かに彼らの音楽は素晴らしいが今の時代で考えるなら彼らは更にその先へと進まなくてはならないはずで、それが次作『Parting The Sea Btween Brightness And Me』で見せる新境地なのだ。みたいなことを書いていましたが、彼らは作品ごとにその後も更新をしているし、やっぱり凄かったです。

tracklist:
1. And Now It's Happening In Mine 1:37
2. Honest Sleep 2:32
3. Cadence 1:47
4. Throwing Copper 2:21
5. Swimming With The Sharks 1:03
6. History Reshits Itself 1:32
7. Suckerfish 1:38
8. Broken Records 1:34
9. Nine 0:44
10. Always Running, Never Looking Back 2:11
11. Adeiux 1:25