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春ねむり(Haru Nemuri) - "春火燎原" (CD)

  • 2,000 20 Pt )


誰にも不可侵の聖域=自分自身の内にある声と向き合う、それが生きるということ。2022年BESTの一枚、CD盤もリリースされました!

2022年BESTの一枚だと思います。音楽と音楽以外での情報量も膨大なので、その文脈と批評性のほうで評価されてしまうような傾向もある昨今ですが僕は音の話しか信じません。メッセージ性とは歌詞ではなく音とスタイルで表現されるもの。

海外インディーマニアから支持を得た2018年の『春と修羅』〜2020年『Lovetheism』へのサウンドの変化の中で、所謂Jポップ的なサウンドが様々なジャンルと混じり合い独特なスタイルが完成されていくわけだが、それは「他の何か」へではなく、彼女が彼女自身へと近づいていく過程であり、アート的な視点でも、社会的な視点においても、様々な障壁を破壊しながら核心というものへ向かっていく様であり、精神の解放でもある。
アルバム自体、怒りや苦しみを経て、生きるということ(そしてその対極にある死)のテーマに到達する様はかなりコンセプチュアルな作りになっていて冒頭の『sanctum sanctorum』(=古代イスラエル人の最も神聖な場所を意味するらしい、wikipedia参照)から最後の『omega et alpha』(=ギリシャ文字の最初の文字Α(アルファ)と、最後の文字Ω(オメガ)が並べられており、最初と最後、すなわち、「全て」「永遠」という意味らしい、wikipedia参照)までに封じ込まれた全21曲。文字通り封じ込まれた、という解釈を自分はしている。

怒りをただ外へ発散するだけではなく、ただスローガンを叫ぶだけでもない。誰にも不可侵の聖域=自分自身の内にある声と向き合う、というコンセプトがそこには見て取れる。ここにある曲たちはそんな大切ば場所にあるものなんだろうなぁという感じ。生きるということとはどういうことなのか、というテーマの上で、サウンド的にも自身と向き合った上でのハイブリッドなJポップを成立させたことにめちゃくちゃ意義はあると思う。音が生きとる。結果、最後のトラックは「生きる」はめちゃポップなんだけど、そこに到達するまでの過程も大事なので、聴いてると人生〜〜となるので、そういう作品めったにないので本当に2022年BESTです。

tracklist:
01. sanctum sanctorum
02. Déconstruction
03. あなたを離さないで
04. ゆめをみている(déconstructed)
05. zzz #sn1572
06. 春火燎原
07. セブンス・ヘブン
08. パンドーラー
09. iconostasis
10. シスター with Sisters
11. そうぞうする
12. Bang
13. Heart of Gold
14. 春雷
15. zzz #arabesque
16. Old Fashioned
17. 森が燃えているのは
18. Kick in the World(déconstructed)
19. 祈りだけがある
20. 生きる
21. omega et alpha


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