フランスを中心に複数レーベルからリリースされるフランスのインディーパンクNo Dramaの7inch。
日本からはWOOD OF HEARTが参加しているため日本語対訳がついている。一聴して感じる70'sUK powerpop風味もそうだけれど、Daitro等の激情からインディーロックの原点に帰っていったBaton Rougeと同じくフランスから発信されるインディーには、大資本が入っていない故の手作り感や親近感が残っている音楽が多いように感じる。ちなみに共同リリースに参加しているStonehengeは我々的には"あの"Ekkaiaなどもリリースしている老舗パンクレーベルでありますので、さらに信頼度が増しています。決して派手な音ではないんだけどこの音もパンクなのです。
//// release information
【FFO...Tigers jaw/Hotline TNT/Pity sex/The Smith/The delgados/jejune/PANCHIKO】
No Dramaは、2022年に結成されたフランス・トゥールーズで活動するインディー/パンク4ピースです。
翌年2023年はローカルショウを主に1年間のライブ経験を積み(カナダ/モントリオールのメロディックハードコア・ポストインディロックバンド"Spite House"やニューヨークのインディシューゲイズグループ"Hotline TNT"のOPアクト等)、同年11月23日にバンドネームと同名のデビューEPをリリースしフランスとスペインでツアーを行いました。
彼・彼女たちの2作目となる本作はギターボーカルメンバーManonが運営するHidden Bay Recordsを中心に、仏独日米4ヵ国のパンク/インディペンデントレーベル計8レーベル共同リリースとして制作され日本からはWOOD OF HEARTが参加しています。※以下参照
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Anything Bagel(US)
Araki Recs(FR)
Brainwasher Recs(DE)
Bus Stop Press(FR)
Hidden Bay Recs(FR)
Seitan’s Hell Bike Punks(FR/ES)
Stonehenge Recs(FR)
Wood of Heart(JP)
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迷惑な顧客だらけの文房具小売会社で働くことを扱ったポップソングのA side、「Papershop」。
No Dramaのローカルであり“la ville rose”(バラ色の街)とよばれる赤レンガの建造物群が並ぶトゥールーズの、古い墓地と現代の都市の住宅の類似点を想像する瞑想的なトラックのB side「A City Within」。
90年代インディーロック、ミッドウエストエモ、ローファイ、シューゲイズから影響を受け、社会に対する憂鬱さを軽やかに描くサウンドとリリック。キャッチーなコーラスと皮肉を融合させ、フランスの官僚主義、寮制の町、社会不安障害などのテーマを音楽に投影するNo Drama。
素朴で親しみやすくも深い思慮がある、インテリジェンスでユーモラスなフレンチインディーをこの機会ぜひチェック下さい!
(インサートには英仏日3か国語リリックカードが封入。日本語対訳はWOOD OF HEARTが担当しています。)
tracklist:
A side / Papershop
B side / A City Within