関連タグ: 2010年代 スウェーデン Tokyo Jupiter Records 激情 北欧 哀愁 メランコリック 構成美 Skramz

スウェーデンの激情ハードコアVia Fondo、数年前から既に一部では話題になったりもしていたが遂にバンドの全貌を明らかにする1stアルバムがリリース。Suis La Luneも絶賛ということで北欧激情ファンには美味しい要素が全て詰まっていると言っても過言ではない。美しいメロディ、更に構成美、次々と畳み掛けていく展開の激しい楽曲、静と動、それでいて彼ら独特と言える異物感。それはノイズや不協和音だったりもするのだがそれらを全て勢いと強烈な演奏でねじ伏せて行くエモバイオレンス感もあったりする。とにかくこの手のバンドが減少傾向にある同シーンにおいて長く活動を続けながら己のスタイルを磨いているバンドというのは貴重なのである。


※以下レーベルインフォ
スウェーデン・ウプサラ/ティエップの激情ハードコアバンドVia Fondoの1stアルバム。レコーディングからマスタリング、アートワークに至るまで徹底したDIY&セルフプロデュースで制作された本作は、同国の代表格Suis La Luneメンバーも称賛する2010年代スウェーデン激情の大本命。ユーロ激情ハードコアの流れを汲む繊細さと美しさを体現する、むせび泣き叫ぶ悲痛なヴォーカルと美麗なギターアルペジオを多用した悲哀漂うメランコリックなメロディをベースに、アーティストのセンスが遺憾なく発揮された静と動を目まぐるしくシフトチェンジし展開する、テクニカルで緻密な楽曲の構成美は他の追随を許さない。全ての要素が見事に構成され、躍動し疾走するその激情サウンドはあまりにも美しく儚い。

Tracklist:
1. Avstängd
2. Var Inte Rädd, Min Vän
3. Jag Vill Ändå Vakna
4. Januari
5. Vita Staket
6. Isolerat Kall
7. Mörkert
8. Strategi
tracklist: