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廃盤になっていた帯化の1st single『末梢変異体/群島理論』がセカンドプレスで復活。本作はエンジニアにklan aileenの澁谷亮(ex.松山亮)を迎え、画家として活動する丸山零の写真作品『灰の風景』がジャケットを飾る最初期音源。
とのことで、ゴザジャケ、ゴミジャケ、そしてジャケですらない"石"をリリースしてきた謎のバンド、帯化の初期シングルカセットが入荷されました。ポストパンクとトライバルの交差するサウンドは『河原結社』や『擬似縁側型ステルス』とは質感が違っているのだが、その質感の違いについては"インターネット感があるかどうか"なのかもしれんなと、わかったようなわからんような感想を抱くが、同時に過去から現在の作品にまで貫徹していると感じる部分があって、それは外へ外へと逸脱していこうとするエネルギーだったりする。入荷にあたって、本当に"普通のカセットテープ"なんですよね?と念を押してしまったくらい、身構えていたけどそういう聴き方をするもんじゃない。ここから始まって尖っていった。ただし初期リリースといっても2019年。つまり2020年のうちに一気に変貌していったということか。

tracklist:
1. 末梢変異体 02:24
2. 群島理論 05:02