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2023年完成されたSex Virgin Killerのアルバムは、先行していたカセットテープEP達の続編でもあり、しかしその全貌は明らかに別物だった!俺にはわからない、君にはわかるのか? CD版とカセット版を入荷!!

以前も入荷していたEP達の印象は、メタル/ハードコアパンクで奏でるビジュアルショック(特にBlue Blood的サウンド)を強く感じたものだが、フルアルバム『DEVIL』の流れは荒々しく演奏されるハードコアパンク要素はさらに強化されつつ、むしろ懐かしきジャーマンスラッシュメタルにも通じる体感速度を叩きだし、ジャパニーズカルトブラックメタルSIGH後期のような退廃的ムードも濃厚に。メロスピ的な展開も凄いので、とにかく数多の切り口でこのアルバムに対峙することは出来るんだろうけど、ならその全体像はなんなのかと言われると、もうこれは"ジャパン"であるとしかいいようがない。『DEVIL』というタイトルもむしろ皮肉のようにも聴こえるくらい、"悪魔"に対する解釈は微妙なところで欧米的な(キリスト教文化圏)なものとはまた別物のようにも見える。直接的でなく間接的に囁くもの。日本リスナーにとっては切っても切り離せないものと、正面から向き合った音楽。面白い....。そして、一聴しただけでは、わからない。でもなんかすごいものが生まれている気がする。このわからなさを楽しむんだ俺は。

tracklist:
1. Sanctuary 01:26
2. Devil 02:53
3. Fear 02:55
4. Danse Macabre 02:51
5. Rebirth 03:47
6. The Dawn We Disappeared 00:52
7. Bright Nightmare 04:05
8. Mirror 04:44
9. Glimpse 03:38
10. The Lights Will Fall 04:08
11. Misty Shadow 01:33