関連タグ: フランス 2010年代 FANGE ミッドテンポ 鈍器

Throatruinerが放つフランスのスラッジ、FANGEの1stアルバム2016年作品。

FANGEの特徴はなんといってもミッドテンポのスラッジという点だ。サウンド自体は鈍器でぶん殴る系の重金属系のリフと遅いリズムなのだが、楽曲自体は疾走パートもあったりしてなかなかいない感じで面白い。そして疾走するパートがあってもリズムがずっと重い! 巨漢が疾走するかのようにリズムがべったりしていて疾走感がまるでない。あくまで重心はずっと後ろ、という姿勢を崩さないところに美学を感じます。つまり、遅いパートよりもBPMあがっているパートのほうが体感速度の遅さを感じることができる!天才的だ。わかりづらいポイントで示してくるバンドの美学ってかっこいいですよね。楽曲の雰囲気も荘厳でThroatruiner Recordsの中ではかなり目立っていると思います。bandcampのタグにD-BEATって入ってたけど見事に騙されました。でも後悔はしていない。

tracklist:
1. Cour Martiale 06:33
2. Machefer 06:47
3. Roy-Vermine 07:09
4. Etouffoir 05:08
5. De Guerre Lasse 07:26
6. Girone Della Merda 04:49