関連タグ: 2020年代 2023 日本 大阪

大阪の女性voシューゲイズ邦ロック、青い薔薇というバンドの2023年リリースのアルバム。
正直言って私の一番分かっていないジャンル=邦ロック、そして日本のシューゲイズである。しかしここ最近の和製シューゲイズのほとんどがキラキラ青春系の匂いをこれでもかと発散してくるの「ウッ!!」と拒絶反応が起きてしまうのですが、彼女等の音は"陰"な感じもするのでアリかと思います。
多分めちゃ若いバンドなのでサウンドや演奏面に関してはまだまだ粗いところもあるんだけど、それが逆に00年代アングラだった頃のバンドシーンの雰囲気もあるかもしれない。これ、ハイファイな録音でやってしまったらマジでつまらなくなる可能性があるんだけど、意図的なのか天然なのかインディ感全開の音でやってるから意味がある。浮遊かつ轟音を志向するギターと対照的なドラムの演奏はオリジナリティがあって実は意外、という謎の発見もあるんだけど何よりリスナーによっては拒絶反応ありそうな"セカイ系"全開の歌詞世界が一周回ってかなりアリ、むしろブッ刺さる人もいるかもしれない。初期SUPERCARやアニゲイザーやミクゲイザーを聴いている方にも勧められる。3LA邦ロック部の方は是非チェックしてください。

tracklist:
1. つきのよる 03:19
2. 生き延びた天使 05:23
3. 空白 03:06
4. 深藍のマーメイド 04:27
5. 赤い惑星 03:27
6. wave flower 00:45